摂り過ぎにも注意
ミネラルの取り過ぎが招く健康への害
ミネラルは、不足だけでなく過剰摂取によっても健康被害を招きます。味付けの濃い、塩分過多の食事でナトリウムの過剰摂取になりやすい面はありますが、それ以外の成分は、通常食であれば摂り過ぎになることはあまりありません。
ただ、人体にとって適量とされるミネラル量をバランス良く摂取するのは意外と難しいものです。長期に渡ってその偏りが続くことのないよう、日々調整していかなくてはなりません。毎日のごはんを外食で済ませることが多く、加工食品に頼りがちな人は、週1度でも手作り料理を作ってみるなどして、食生活の見直しをはかりましょう。
どうしても生活スタイルを変えられない場合、ミネラルウォーターやサプリメント剤を賢く用いて栄養摂取を心がけることが大切です。しかし、ミネラル不足を気にしてサプリ錠剤を飲み過ぎると、副作用に悩まされる恐れがあります。特に、一定の成分ばかり摂取してしまうことのないよう、くれぐれも気をつけましょう。
過剰摂取によるからだの不調・障害例
- ナトリウム
高血圧、脳卒中、動脈硬化、心疾患、腎臓病。胃がんを促進させる場合も。
- マグネシウム
腎機能が正常に働いていれば取り過ぎても排泄できるが、異常があると下痢を起こすことも。
- リン
カルシウムの吸収を阻害し、排泄に導く。
- カリウム
健康な人ならあまり問題ありません。但し、腎に異常があると不整脈や血圧低下を招く場合があります。
- カルシウム
泌尿器系の結石、マグネシウム欠乏症、高カルシウム血症。
- 亜鉛
貧血、吐き気、頭痛。2g以上の摂取で急性中毒になることも。
- クロム(μ㌘)
腎機能に異常を起こし、呼吸障害に陥ることも。
- マンガン(mg)
パーキンソン病、運動失調
- 鉄
下痢、吐き気、中毒症(ショック症状)。
- 銅
吐き気、ウィルソン病。
- セレン
吐き気、下痢、腹痛、脱毛、肌荒れ、爪の薄化、末梢神経障害。
- モリブデン
貧血、脱毛、関節痛、通風、銅欠乏症。
- ヨウ素
甲状腺肥大、甲状腺腫、甲状腺機能障害。